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天羽酒舗 ~徳島の酒屋さん~

黒木本店・尾鈴山蒸留所 後編

こんにちは!天羽酒舗です。

前回に引き続き「黒木本店」様(以下敬称略)のご紹介です。

今回は「山ねこ」「山翡翠」「山猿」最近では「ウイスキー」「ジン」なども
製造している別蔵「尾鈴山蒸留所」のご紹介です。


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1998年に発足した「尾鈴山蒸留所」は「黒木本店」から
車で30分ほどのところ、「黒木本店」よりも尾鈴山水脈の水源に近い
尾鈴山の中腹にひっそりと佇んでいます。
この「尾鈴山蒸留所」は前社長の「黒木敏之」氏が
「スコットランドなどの密造酒の拠点のようなイメージ」で設計したものです。

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焼酎づくりの場は麹菌や酵母がストレスなく活動し
原料を醸すための「バイオ棟」と
原料の洗浄や蒸し、仕込みを終えた原酒の搾り、
加熱蒸溜などを人の手で行う「ケミカル棟」の2棟に分かれており、
麹菌や酵母のストレスを最小限に抑えるために
これらを繋ぐ通路はガラス張りの渡り廊下一本になっています。

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もちろんこだわっているのは建物だけではなく、
麹室や仕込み桶には、宮崎県産飫肥杉を使用、
蒸米には萬乗醸造など清酒蔵にも用いている天然杉の甑や麹蓋を使用しています。
蒸留には国産の銅窯や直接蒸気を吹き込めるステンレス窯も使用して
原酒に複雑味を持たせています。
焼酎では飫肥杉の木桶、ジンやウイスキーでは飫肥杉や桜、栗など
オーク以外の樽も使用するなど熟成にも力を入れています。


「尾鈴山蒸留所」では主に「山ねこ」「山猿」「山翡翠」といった
「尾鈴山」にちなんで「山」を冠した焼酎をメインにつくっています。
「黒木本店」と同じく、原料は「蘇る大地の会」のものを使用しており、
どの銘柄も2年以上熟成させることが尾鈴山蒸留所の基本です。

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~山ねこ~
ジョイホワイトを白麹で醸した芋焼酎です。
柑橘のような爽やかさと芋の甘さ、麹の香ばしい香りがあります。
すっきりとした口当たりで芋の甘みがありながら爽やかな余韻が残ります。
ソーダ、水割り、ロックがおすすめです。

※麹米違いシリーズの「山田錦」バージョンもあり、この商品はあくまで「山ねこ」の可能性を
押し上げるために通常版と原料を変え「山田錦」を使っています。
ライチやマスカット、白い花のような甘く華やかな香りと芋の豊かな香りがあります。
厚みと芋のふくよかさを感じながら、余韻は華やかな香りが残ります。
ソーダ、水割り、ロックがお勧めです。

~山猿~
二条大麦「ニシノホシ」を白麹で醸した麦焼酎です。
甘く香ばしい麦の香り、カカオのような香りが強く香ります。
重厚感があり、香ばしさ甘さを強く感じる味わいで、
余韻は麦の香ばしい香りが長く続きます。
ロック、お湯割りがお勧めです。

~山翡翠~
宮崎県開発酒米「はなかぐら」で仕込んだ米焼酎です。
米由来のほのかな甘み、フルーティで清涼感のある香りと
熟成による穏やかなバニラ香があります。
ほどよく厚みがありバランスの良い味わいです。
ソーダ、ロック、水割りがお勧めです。

また近年では高い蒸留技術を生かして
2020年から「OSUZU GIN」「OSUZU MALT NEW MAKE」という
クラフトジンやシングルモルトウイスキーも手掛けています。

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「焼酎づくりの中で、より郷の豊かな自然の香りを閉じ込めた
大地の香水のようなお酒を造りたい」という想いから
ジンとウイスキーづくりが始まったそうです。

~OSUZU GIN~
ボタニカル由来の華やかな香りはもちろん、
ベースの芋焼酎のフルーティな香りとも相乗効果が生まれ、
質感も丸く柔らかな印象。食中酒にも
焼酎の延長線上にある新しい蒸留酒が出来上がったとのことです。

~OSUZU MALT NEW MAKE~
「蘇る大地の会」産の麦を手仕事で丁寧に育てた麦芽を使用した
樽熟成をさせるまえの透明な状態のウイスキーです。
熟成前のお披露目的な銘柄で、1回限りの限定銘柄でした。

ジンのベーススピリッツの芋やウイスキーの麦芽も
「蘇る大地の会」で生産・作成されたものです。

「OSUZU MALT NEW MAKE」をきっかけに「黒木本店」の敷地内に
「百年の孤独」用と「OSUZU MALT」用の貯蔵庫が新しく建てられました。
「百年の孤独」と同じ樽で同じ場所でじっくりと熟成された「OSUZU MALT」が
今後リリースされるのが当店としても待ち遠しいですね。

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このように「尾鈴山蒸留所」ではより宮崎県産にこだわり、
蔵に生きる微生物にこだわり、人の手仕事にこだわる
より「クラフト」な自然に寄り添うかたちでのお酒造りが行われています。

いち早く「大量生産・大量消費」からの脱却を目指し
新たな境地を開拓していく「黒木本店」「尾鈴山蒸留所」の
これからの歩みに天羽酒舗も協力させていただけることになって
本当に嬉しく、また身が引き締まる思いです。
「黒木本店」「尾鈴山蒸留所」のこれからの展開を
しっかり次世代の飲み手や飲食店様の皆様にお伝えしていきます。
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